
116 学会のガイドラインを検索しています...

116 学会のガイドラインを検索しています...
約 345 件のパッセージ (0.21 秒)
… との鑑別が重要である.⑥黄色ブドウ球菌,腸球菌(図1f)黄色ブドウ球菌やそれ以外のブドウ球菌属,あるいは腸球菌属は,図1fのようにグラム陽性の球菌として観察される.菌塊や菌を貪食した多形核球が認められれば,これらの菌を起炎菌として疑う.ブドウ球菌による髄膜炎は,何らかの基礎疾患を有している場合,成人ではそれに加えて開頭術,脳室シャントの設置後に生じやすい(後述の日本成人例における宿主の有するリスクによる起炎菌の割合を参照).なお,黄色ブ …
事実,この「入院48 時間以後」に準拠した院内感染例の細菌性髄膜炎の報告(韓国)では,その対象例のほとんどは,前述の脳室内シャントの外科的手技に併発した細菌性髄膜炎であった.したがって,欧米の現在の診療ガイドラインは,いずれも患者の年齢やその有するリスクに準じて,その薬剤選択が規定されているのが現況であるといえる.一方,近年日本における担癌患者においてその化学療法は,化学療法室などの活用により,外来での実施が可能となり,必ずしも入院での …
抗菌薬使用前の髄液では75〜90%の検出感度だが,髄液検査前に抗菌薬が使用された場合には40〜60%に低下したと報告されている(エビデンスレベルⅤ).⑥髄液細菌培養・血液細菌培養細菌性髄膜炎に対して,血液培養・髄液培養の有用性を確認したRCTはない.細菌が髄膜炎に至るには,敗血症を発症し側脳室の脈絡叢を通って髄腔内に侵入するか,もしくは別の部位の血液脳関門の透過性を変えて侵入する.したがって,細菌性髄膜炎を疑った場合には,血液培養を行う …
したがって,この点についても,今後その動向に十分な留意が必要である.抗菌薬の投与量や投与方法は,PK/PDパラメーターが重要である.カルバペネム系,ペニシリン系,セフェム系抗菌薬はいずれも,時間依存性殺菌作用を有し,持続効果が短いため,分割投与が重要である.MEPMについては,2.0g・8 時間毎の静脈内投与が推奨される.一方,PAPM/BPは日本で開発され,欧米では発売されていないこともあり,十分な臨床および基礎データに乏しい.成人例 …
これらが予想される状況,すなわち以前にESBL産生株が検出された患者,院内でESBLが多く分離されている施設においてはカルバペネム系抗菌薬(MEPM)の併用も考慮する.以上より,宿主にリスクのない50 歳以上の成人例の初期治療として「アンピシリン(ABPC),バンコマイシン(VCM),および第3 世代セフェムの3 剤併用」または「カルバペネム系抗菌薬(MEPM)とVCMの2 剤併用」の両者を推奨する.抗菌薬の投与量や投与方法については, …
セフォタキシム(CTX)は,2.0g・4〜6 時間毎に静注し,セフトリアキソン(CTRX)は,2.0g・12 時間おきに静注する.また,ABPCは2.0〜3.0g・4 時間毎に静注する.なお,前述のようにVCMが副作用などで使用できない場合や上記VCM含む治療に奏効しない場合(VCM耐性菌の場合)には,VCMに替わり,リネゾリド(LZD)が第2 選択として考慮される.
【投与例】ㅤVCM:30〜60mg/kg/日・8〜12 時間毎投与[血中濃度のモニタリングにおいて15〜20µg/mL(トラフ値:薬剤静注開始後,次回投与直前の血中濃度)を維持]+ㅤABPC:2.0〜3.0g・4 時間毎+ㅤCTX:2.0g・4〜6 時間毎,またはCTRX:2.0g・12 時間毎 またはㅤVCM:30〜60mg/kg/日・8〜12 時間毎投与[血中濃度のモニタリングにおいて15〜20µg/mL(トラフ値:薬剤静注開始後, …
一方,ESBL産生株の可能性が想定される状況では,セフェム系は有効でなく後者が推奨される.【投与例】ㅤVCM:30〜60mg/kg/日・8〜12 時間毎投与[血中濃度のモニタリングにおいて15〜20µg/mL(トラフ値:薬剤静注開始後,次回投与直前の血中濃度)を維持]+ㅤABPC:2.0〜3.0g・4 時間毎+ㅤセフタジジム(CAZ):2.0g・8 時間毎の静注または点滴静注またはㅤVCM:30〜60mg/kg/日・8〜12 時間毎投与 …
レンサ球菌は2.6%と極めて少ない.ブドウ球属では表皮ブドウ球菌が23.7%,MRSAが15.8%と続いていた.つまり,ブドウ球属の1/4 がMRSAであり,しかもブドウ球菌属全体でも85.0%が耐性化している.一方,グラム陰性桿菌の存在を考えた場合,第3世代セフェムの併用では限界がある.この点を踏まえ,「MEPMとVCMの併用」を推奨する.86【投与例】ㅤVCM:30〜60mg/kg/日・8〜12 時間毎投与(3g/日)[血中濃度のモ …
その結果,この場合には,前者と異なり,ブドウ球菌属が44.6%(MRSAは全体の11.1%),レンサ球菌属が19.5%(PRSPは全体の11.1%),緑膿菌も8.3%でみられる.したがって,以上より,緑膿菌に対するカバーも考慮し「MEPMとVCMの併用」または「セフタジジム(CAZ)とVCMの併用」を推奨する.
7-1.抗菌薬の選択表1 推奨される投与量(1 回あたりの投薬量,1 日の投薬間隔)薬剤投与量アンピシリン2g4 時間毎アズトレオナム2g6~8 時間毎セフェピム2g8 時間毎セフォタキシム2g4~6 時間毎セフタジジム2g8 時間毎セフトリアキソン2g12 時間毎シプロフロキサシン400mg8~12 時間毎ゲンタマイシン1.7mg/kg8 時間毎メロペネム2g8 時間毎ペニシリンG400 万単位4 時間毎リファンピシン600mg24 …
1 日投与量が60mg/kg を超えないこと.血清トラフ値を15~20 μg/mL に調節する.(Tunkel AR, Hartman BJ, Kaplan SL, et al. Practice guidelines for themanagement of bacterial meningitis. Clin Infect Dis. 2004; 39: 1267. より引用改変)90解説・エビデンス巻頭表2に示した抗菌薬については倫 …
中等度耐性(PISP)と判断される基準はなくなった(表2).表2 肺炎球菌における感受性判断のためのブレイクポイントAntibioticSusceptibleIntermediateResistantペニシリンG(parenteral)Meningitis≦0.06 mcg/mL--≧0.12 mcg/mLセフォタキシム,セフトリアキソンMeningitis≦0.5 mcg/mL1 mcg/mL≧2 mcg/mL(Clinical La …
ペニシリンGに耐性と判断された場合は,第3 世代セフェム系抗菌薬のMICが0.5µg/mL以下で感性であれば,セフトリアキソンまたはセフォタキシムの使用が推奨される(エビデンスレベルⅤ).ペニシリン耐性で,かつ第3 世代セフェム系抗菌薬のMICが1.0µg/mLより高い場合は,バンコマイシンと第3 世代セフェム系抗菌薬を併用が推奨されている(エビデンスレベルⅤ).第3 世代セフェム系抗菌薬に耐性でもバンコマイシンに併用する理由は動物実験 …
欧米と異なりペニシリン結合蛋白(PBP)に変異を持つ耐性菌であるβ–lactamase-nonproduc-ing ampicillin-resistant(BLNAR)インフルエンザ菌が60%を超えており(CQ1–4 参照),またβ–ラクタマーゼ産生能とPBP3 変異を同時に有するβ–lactamase-producing amoxicillin/clavlanic acid-resistant(BLPACR)インフルエンザ菌も分離さ …
この治療で効果が十分でない場合はバンコマイシンを追加する.【投与例】ㅤパニぺネム・ベタミプロン:100〜160mg/kg/日・分3〜4 またはㅤメロペネム:120mg/kg/日・分3+ㅤセフトリアキソン:80〜120mg/kg/日・分1〜2またはㅤセフォタキシム:200〜300mg/kg/日・分3〜47.
しかし,いずれも薬剤耐性化が問題となっているため,メチシリン耐性黄色ブド表1 小児における抗菌薬の投与量小児における抗菌薬の投与量は,成人における1 日最大用量を超えないこと.
抗菌薬1 日あたりの投与量(投与間隔(時間))新生児期(日齢)乳幼児期以降0~7 日8~28 日アンピシリン150mg/kg(8)200mg/kg(6~8)300~400mg/kg(6~8)セフォタキシム100~150mg/kg(8~12)150~200mg/kg(6~8)200~300mg/kg(6~8)セフトリアキソン・・・・・・80~120mg/kg(12)セフォゾプラン80~120mg/kg120~160mg/kg160~200 …
薬剤感受性試験結果が判明したあとは,それに基づいて薬剤を選択する.【投与例】薬剤感受性が不明な場合→薬剤耐性菌を想定するㅤバンコマイシン:40〜60mg/kg/日・分3〜4(新生児期は表1参照)[血中濃度のモニタリングにおいて15〜20µg/mL(トラフ値:薬剤静注開始後,次回投与直前の血中濃度)を維持]+ㅤセフォタキシム:200〜300mg/kg/日・分3〜4(新生児期は表1参照) またはㅤセフトリアキソン:80〜120mg/kg/日 …
2 回目以降は安全性(腎・耳毒性発現)の評価のため,トラフ値,つまり,投与前30 分以内に採血し血中濃度を測定する.ゲンタマイシンのC peak値は20µg/mLを目標にし,トラフ値は<1µg/mLにする.