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約 345 件のパッセージ (0.28 秒)
… 菌薬を変更する(de-escalation).1)グラム陽性球菌:B 群レンサ球菌,肺炎球菌,ブドウ球菌,腸球菌①B 群レンサ球菌(Group B Streptococcus:GBS,S. agalactiae)細菌性髄膜炎の原因となったB群レンサ球菌(GBS)のβ–ラクタム薬に対する耐性化は現時点では問題となっていないため,アンピシリンが第1 選択である.しかし,1995 年から2005 年に国内で喀痰から分離されたGBS14 株につ …
… 性株(MICが0.5µg/mL以上)の割合は3.5%に過ぎないものの,MICが0.25µg/mLを低感性とすると,分離された肺炎球菌全体の1/4 がメロペネムに対して感受性が低下していた(エビデンスレベルⅣb).細菌性髄膜炎の適応が追加されたドリぺネムは,薬剤感性試験上の抗菌力がメロペネムとほぼ同等であり,また細菌性髄膜炎での使用経験が少ない.なお,米国では肺炎球菌に対しては,メロペネムやバンコマイシンが推奨されているが,これは米国では …
… 期待するためにはバンコマイシンのトラフ値を腎障害発現のリスクが高まる20µg/mL以上に維持する必要があるため,リネゾリド(LZD)へ変更する(エビデンスレベルⅤ).テイコプラニン(TEIC)は髄液移行率が低く,一般に髄膜炎に対する適応はないが,MRSAによる髄膜炎において有効であったとする症例が報告されている(エビデンスレベルⅤ).メチシリン感性黄色ブドウ球菌(MSSA)に対して,欧米ではオキサシリンが使用されているが,日本では使用で …
日本で細菌性髄膜炎から分離されたインフルエンザ菌については,その多くがアンピシリン耐性菌であり,2009 年の時点において分離されたインフルエンザ菌のうち,64.1%がβ–ラクタマーゼ非産生アンピシリン耐性(BLNAR)である(エビデンスレベルⅣb).β–ラクタマーゼ産生アンピシリン耐性菌(BLPAR)であれば,セフォタキシムまたはセフトリアキソンが依然として優れた感性を有しているため,これらのいずれかを選択するが,BLNARに対しては …
文献1)高橋恵子,石川晴美,森田昭彦,ほか.院内感染による細菌性髄膜炎本邦成人例における起因菌と転帰影響要因.臨床神経学.2013;53:1461.1.細菌性髄膜炎の疫学的現況251疫学的現況院内感染の髄膜炎は,多くは侵襲的な手技や,複雑性の頭部外傷,まれには院内発症の菌血症に伴い発症する.脳外科術後,開放性の外傷後に長期入院している場合,または頭蓋底骨折はブドウ球菌または好気性グラム陰性桿菌が関与する.脳室内ドレーンなどの異物が関与 …
細菌性髄膜炎の症状・症候413症状・症候⑤神経局所徴候および脳神経麻痺巣症状は9.3〜33%に生じており,失語,片麻痺,四肢麻痺,脳神経障害などである.局所症状は,脳梗塞,脳浮腫,硬膜下膿瘍,痙攣発作後のToddの麻痺などのためである.第Ⅲ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ脳神経障害が2〜7%で生じる可能性がある.脳神経麻痺は,脳表,特に脳底部や脳神経の脳幹からの起始部付近に化膿性滲出液が蓄積すること,海綿静脈洞血栓,頭蓋内圧亢進などにより生じる.ちなみに, …
細菌性髄膜炎は,小児の重症感染症のなかでも最も重篤な疾患であり,抗菌薬による治療法が発達した現在においても,治療に難渋し後遺症を残す症例や不幸にして死に至る症例もある.予後の改善には,早期に診断し,早期から適切な抗菌薬を投与することが重要である.細菌の分離・同定および薬剤感受性試験の結果が得られるまでには時間を要するため,起炎菌が未確定時の初期治療では,起炎菌を想定して投与する抗菌薬を選択する.治療開始前に採取した髄液を用いてグラム染色 …
起炎菌の分離後は薬剤感受性に応じて狭域の抗菌薬への変更を行う(de-escalation).②抗菌薬投与後抗菌薬投与による治療開始後48 時間以内に,髄液の無菌化が図られないと神経学的に後遺症をきたすリスクが高くなる.特に薬剤耐性肺炎球菌でその傾向が強い.薬剤耐性肺炎球菌が起炎菌と考えられる場合や治療に対する反応が十分でないと判断される場合,新生児などでは,治療開始後48 時間から72 時間に再度髄液検査を行う(エビデンスレベルⅣb). …
【投与例】ㅤアンピシリン:300〜400mg/kg/日・分3〜4(新生児期は表1参照)(グレードC)②肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)肺炎球菌は,細菌性髄膜炎の起炎菌としてインフルエンザ菌に続き第2 位であった.欧米では,肺炎球菌ワクチンが導入された以降,肺炎球菌による髄膜炎の頻度が減少している(エビデンスレベルⅣa).日本でも2010 年に7 価肺炎球菌ワクチン(PCV7)が導入され,2011 年より公費助 …
… ized Controlled Trial; Review;Systematic Reviews;168 件#6Search #4Filters: Child:97 件医中誌(検索2012 年3 月25 日)(((((起炎菌/AL or病原菌/AL or原因菌/AL or起因菌/AL or病原性細菌/AL) and ((抗感染剤/TH or抗菌薬/AL)) and ((髄膜炎-細菌性/TH or細菌性髄膜炎/AL))) and (CK= …
1.細菌性髄膜炎の疫学的現況51疫学的現況EODとLODの割合が1:4〜5 となっているのが特徴である.一方,分娩時のトラブルなどにより妊婦に抗菌薬が投与されたような例では,大腸菌やクレブシエラ属,エンテロバクター属,サイトロバクター属,あるいはセラチア属など抗菌薬に耐性を示す腸内細菌も起炎菌となりうる.その他,低出生体重児において入院中の生後2 ヵ月以内に発症する細菌性髄膜炎では,上記の菌種のほかにMRSAを含む黄色ブドウ球菌の場合も …
現在,PRGBSは喀痰由来株中にのみ認められるが,髄膜炎の原因となる莢膜Ⅲ型を示す株にもすでに耐性菌が確認されているため,新生児にPRGBSによる感染が生じないよう妊婦の保菌検査に対しても細心の注意が必要である.2)大腸菌を含む腸内細菌属これらの細菌による発症例は極めて限られており,起炎菌の耐性化状況を把握するのは難しい.しかし,このような菌種での髄膜炎例の多くは基礎疾患を有し,また何らかの抗菌薬投与を頻回に受けていることが多いことから …
… るなら,カルバペネム系薬の殺菌性が明らかに優れている.4)インフルエンザ菌図4には,肺炎球菌と同様に過去6 年間にわたって全国各地から収集され,解析されたインフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)髄膜炎例の年齢分布と遺伝子変異からみた耐性化の状況を小児gPRSP26%gPSSP21%gPISP(pbp2x)39%gPISP(pbp1a+2x)5%gPISP(pbp2x+2b)9%注:小児への肺炎球菌結合型ワクチン( …
背景・目的小児例の細菌性髄膜炎の予後と後遺症を検討する.解説・エビデンス小児の細菌性髄膜炎の予後に関する統計は時代とともに変化してきており,国や地域,起炎菌の種類によっても異なる.世界的に先進諸国ではおおむね致死率が5%,長期的有病率(主に神経学的後遺症)が15%とされる(エビデンスレベルⅠ).開発途上国では死亡,後遺症ともに高率である.後遺症としてしばしば認められるものとして感音性難聴,てんかん発作,水頭症,知的障害が,また長期にわた …
1.細菌性髄膜炎の疫学的現況51疫学的現況EODとLODの割合が1:4〜5 となっているのが特徴である.一方,分娩時のトラブルなどにより妊婦に抗菌薬が投与されたような例では,大腸菌やクレブシエラ属,エンテロバクター属,サイトロバクター属,あるいはセラチア属など抗菌薬に耐性を示す腸内細菌も起炎菌となりうる.その他,低出生体重児において入院中の生後2 ヵ月以内に発症する細菌性髄膜炎では,上記の菌種のほかにMRSAを含む黄色ブドウ球菌の場合も …
現在,PRGBSは喀痰由来株中にのみ認められるが,髄膜炎の原因となる莢膜Ⅲ型を示す株にもすでに耐性菌が確認されているため,新生児にPRGBSによる感染が生じないよう妊婦の保菌検査に対しても細心の注意が必要である.2)大腸菌を含む腸内細菌属これらの細菌による発症例は極めて限られており,起炎菌の耐性化状況を把握するのは難しい.しかし,このような菌種での髄膜炎例の多くは基礎疾患を有し,また何らかの抗菌薬投与を頻回に受けていることが多いことから …
… るなら,カルバペネム系薬の殺菌性が明らかに優れている.4)インフルエンザ菌図4には,肺炎球菌と同様に過去6 年間にわたって全国各地から収集され,解析されたインフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)髄膜炎例の年齢分布と遺伝子変異からみた耐性化の状況を小児gPRSP26%gPSSP21%gPISP(pbp2x)39%gPISP(pbp1a+2x)5%gPISP(pbp2x+2b)9%注:小児への肺炎球菌結合型ワクチン( …
背景・目的小児例の細菌性髄膜炎の予後と後遺症を検討する.解説・エビデンス小児の細菌性髄膜炎の予後に関する統計は時代とともに変化してきており,国や地域,起炎菌の種類によっても異なる.世界的に先進諸国ではおおむね致死率が5%,長期的有病率(主に神経学的後遺症)が15%とされる(エビデンスレベルⅠ).開発途上国では死亡,後遺症ともに高率である.後遺症としてしばしば認められるものとして感音性難聴,てんかん発作,水頭症,知的障害が,また長期にわた …
1.細菌性髄膜炎の疫学的現況291疫学的現況と最も多かった.日本における2011〜2012 年の全国アンケート調査の集計では,起炎菌の判明した344 例中院内発症は33 例(6%)であり,その内訳は,GBS13 例(39.4%),肺炎球菌およびコアグラーゼ陰性ブドウ球菌が各4 例(12.1%),黄色ブドウ球菌,レンサ球菌属,緑膿菌が各3 例(9.1%),腸球菌属2 例(6.1%),大腸菌1 例(3.0%)であった(エビデンスレベルⅣb) …
これまで述べたとおり細菌性髄膜炎に特徴的臨床徴候はないが,特異的な臨床像から起炎菌を特定するための手がかりが得られる場合があり,以下に述べる.●肺炎球菌(S. pneumoniae)高齢者で肺炎や中耳炎に合併した髄膜炎は,肺炎球菌が起炎菌であることが多い.痙攣,びまん性脳浮腫,水頭症,動脈性ないし静脈性脳血管障害などの髄膜炎に伴う頭蓋内合併症が多い.●グラム陰性桿菌慢性肺疾患や副鼻腔炎,脳神経外科処置,慢性尿路感染などに合併することが多 …